みなさん、2023年を代表する大ヒット曲と言えば、何を思い浮かべますか?
そう、YOASOBIの「アイドル」ですよね。
TVアニメ『【推しの子】』のオープニングテーマとして使用され、老若男女問わず大ブレイク。
街中でも耳にしない日はないくらいの大人気ぶりでした。
ところが昨年末、日本レコード大賞の優秀作品賞にノミネートされなかったんです。
これには多くの音楽ファンが「えっ?どうして?」と首をかしげることに。
今回は、この謎に満ちた出来事の裏側に迫ってみたいと思います。
YOASOBIの「アイドル」って、そんなにすごかったの?
まずは、改めて「アイドル」がどれだけすごい曲だったのか、おさらいしてみましょう。
- ビルボードジャパンのチャートで21週連続1位!
- 米ビルボードのグローバルチャートで日本語曲として初の1位獲得
- 音楽配信でも驚異的なヒット数を記録
- 【推しの子】とのタイアップで社会現象に
これだけの記録を打ち立てた曲が、なぜ日本レコード大賞を辞退することになったのでしょうか?
意外と知らない?レコード大賞の裏事情
実は、日本レコード大賞には「暗黙のルール」があるんです。それは…
「大賞候補曲は、授賞式で生歌を披露すること」
ここで気づいた方もいるかもしれません。
そう、YOASOBIって民放の音楽番組にほとんど出ていないんですよね。
YOASOBIが民放音楽番組に出演しない理由ってあるんです。
- 生放送での演奏にこだわりがある
- プリレコ(事前収録)が基本の音楽番組とは相性が悪い
- 本来の演奏スタイルが保てない
出演しない理由をみると、日本レコード大賞の授賞式に出るのは難しいのかもしれませんね。
レコード大賞をYOASOBI「アイドル」なぜ辞退?3つの大きな理由
1. グラミー賞を目指しているから?
YOASOBIは今、本格的な世界進出への準備を着々と進めています。
その証拠に、ハリウッドの超大手エージェンシー「CAA」と契約を結び、今年8月にはニューヨークとボストンでのワンマンライブも決定しました。
「アイドル」は米ビルボードのグローバルチャートで日本語曲として初の1位を獲得するなど、すでに世界での評価も得始めています。
そんな中、YOASOBIの目標はより大きな舞台、つまりグラミー賞にあるとされています。
国内の音楽賞よりも、世界的な権威のあるグラミー賞を重視する戦略は、彼らの世界進出への強い意志の表れかもしれません。
音楽性やアーティスト性を世界基準で評価してもらいたいという思いが、この決断の背景にあったのではないでしょうか。
2. レコード大賞のイメージ戦略?
正直に言って、最近のレコード大賞って、若い世代にはあまりピンとこない賞になってしまっているかもしれません。視聴率も年々下がっているそうです。
また、選考基準の不透明さや、いわゆる「レコ大歌手」というイメージが、必ずしもポジティブなものではなくなってきている面もあります。
YOASOBIは、デビュー以来、従来の音楽シーンの常識にとらわれない活動を続けてきました。
「小説を音楽にする」という独自のコンセプトや、ライブ配信での活動など、新しい形の音楽表現を追求しています。
そんな彼らにとって、伝統的な賞レースへの参加は、むしろブランドイメージを限定してしまう可能性があったのかもしれません。
3. 授賞式出演の難しさ
レコード大賞には「授賞式での生歌披露」という暗黙のルールがあります。
先ほども触れましたが、YOASOBIは生放送の音楽番組出演に消極的。
これは単なるわがままではなく、自分たちの音楽をベストな形で届けたいというこだわりからきています。
生放送の音楽番組では、音響設備や演出の制約があり、YOASOBIが求める演奏クオリティを実現するのが難しい場合があります。
また、プリレコ(事前収録)が基本の音楽番組とも相性が悪く、本来の演奏スタイルを保つことが困難です。
このような技術的・芸術的な理由から、授賞式への出演を見送った可能性が高いと考えられています。
YOASOBIはレコード大賞で別の賞を受賞している!
実は、YOASOBIは優秀作品賞こそ辞退したものの、第65回日本レコード大賞で重要な2つの賞を手にしています。
1つは、「アイドル」が米ビルボードのグローバルチャートで日本語曲初の1位を獲得するなど、世界的な成功を収めたことを評価された「特別国際音楽賞」。
もう1つは、楽曲のクオリティと作曲センスが高く評価されたAyaseの「作曲賞」です。
これらの受賞は、「アイドル」という楽曲の芸術性と国際的な影響力が、レコード大賞においてもしっかりと認められた証といえるでしょう。
優秀作品賞へのノミネートはありませんでしたが、YOASOBIの音楽性は確かな形で評価されたと言えます。
ファンからの反応は?予想外の”超好評”に注目!
YOASOBIのレコード大賞辞退について、ファンの反応って気になりますよね。実は、SNSを見てみると、意外にも応援の声がすごく多いんです!
「さすがYOASOBI!かっこいい判断だと思う」
「世界に羽ばたくための英断だよね」
「アーティストとして筋を通してる」
「YOASOBIらしい選択だと思う」
など、ポジティブな声が続出。
特に若いファン層からは、「レコ大より世界進出の方が絶対カッコいい!」という熱い応援メッセージ!
意外にも、ファンからは好意的な反応が多いようです。
面白いのは、普通なら「なんで辞退するの?」って声が出そうなものですが、むしろ「YOASOBIらしい決断」として支持されている点。
ファンの間では、世界基準で勝負する姿勢や、音楽へのこだわりを貫く態度が、むしろ好感を持って受け止められているようです。
この反応からも、YOASOBIとファンの間にある”こだわりを大切にする”という価値観の共有が見えてきますね。
レコード大賞をYOASOBI「アイドル」なぜ辞退?まとめ
YOASOBIの「アイドル」レコード大賞辞退。
一見すると驚きの決断に思えますが、よく考えてみると、彼らの目指す方向性と、現在の音楽シーンの状況を考慮した、理にかなった選択だったのかもしれません。
世界進出を見据え、従来の日本の音楽シーンの枠にとらわれない活動を選んだ。
それは、より大きな夢を追いかけるための決断だったのではないでしょうか。
これからの彼らの活動からも、目が離せませんね。
世界の音楽シーンで、どんな新しい記録を打ち立ててくれるのか。YOASOBIの挑戦は、まだまだ続きそうです。
※この記事の内容は、公開されている情報をもとに構成しています。YOASOBIの公式な声明ではありませんので、あくまでも参考情報としてお読みください。