最近の音楽シーンで話題になっている「ヨルシカ」と「YOASOBI」。
この2つのグループ、なんだか似てるような、でも違うような…
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、わたしも最初は「ヨルシカ」と「YOASOBI」この2つのグループを混同していたんです。
でも、よく聴いてみると、それぞれに独特の魅力があって、今ではすっかりハマってしまいました。
今回は、この2つのグループの違いや特徴について、わかりやすくお伝えしていきたいと思います。
「ヨルシカ」と「YOASOBI」、一体どんなところが似ていて、どんなところが違うのでしょうか?
そして、なぜ私たちはこの2つのグループを混同しがちなのでしょうか?
さあ、一緒に「ヨルシカ」と「YOASOBI」の魅力に迫っていきましょう!
ヨルシカとYOASOBIは同じ人?似てる?まずは基本情報から
先に答えから。ヨルシカとYOASOBIは同じ人?と思うのですが、同じ人ではありません!
まずは、「ヨルシカ」と「YOASOBI」それぞれのグループの基本情報をおさらいしてみましょう。
【ヨルシカ】
・メンバー構成:n-buna(作詞作曲)、suis(ボーカル)の2人組
・結成年:2017年
・代表曲:「だから僕は音楽を辞めた」「ただ君に晴れ」「言って」など
【YOASOBI】
・メンバー構成:Ayase(作詞作曲)、ikura(ボーカル)の2人組
・結成年:2019年
・代表曲:「夜に駆ける」「怪物」「群青」など
ここで気づく方も多いと思いますが、
「ヨルシカ」と「YOASOBI」とも男女2人組で、男性が作詞作曲を担当し、女性がボーカルを務めているんです。
これ、すごく大きな共通点ですよね。
でも、ここからが面白いところ。
この2つのグループ、似ているようで全然違うんです!
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ヨルシカの特徴:物語を紡ぐ音楽の魔術師
ヨルシカの最大の特徴は、「物語を紡ぐ音楽」だと言えるでしょう。
コンポーザーのn-bunaさんが生み出す物語を、音楽と映像で表現しているんです。
ヨルシカの楽曲を聴いていると、まるで小説を読んでいるような感覚になりませんか?
それもそのはず、n-bunaさんの紡ぎ出す歌詞は、まるで小説のような物語性を持っているんです。
例えば、「だから僕は音楽を辞めた」という曲。
タイトルを聞いただけで、「どうして音楽を辞めちゃったの?」って気になりますよね。
この曲は、音楽への複雑な思いを抱える主人公の心情を描いています。
聴けば聴くほど、主人公の気持ちに引き込まれていくんです。
さらに面白いのは、ヨルシカの楽曲は単体で完結しているだけでなく、楽曲同士がつながっているんです。アルバム全体で一つの大きな物語を形作っているんですね。
これ、すごくないですか?CDを聴くのが小説を読むような感覚になるなんて、斬新ですよね。
そして、ヨルシカのもう一つの大きな特徴が「顔出し」をしないこと。
メンバーの顔や詳しいプロフィールは公開されていません。
これは、「音楽そのものを楽しんでほしい」というヨルシカの思いの表れなんです。
確かに、アーティストの顔を知らないと、純粋に音楽だけを楽しめますよね。
わたしたちリスナーの想像力を刺激してくれる、そんな仕掛けなのかもしれません。
YOASOBIの特徴:小説を音楽で表現する新しい形
一方、YOASOBIの特徴は「小説を音楽にする」というコンセプト。
これ、とってもユニークですよね。
YOASOBIの楽曲は、小説投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説や、アニメやCMのために書き下ろされた小説を原作としているんです。
つまり、すでにある物語を音楽で表現しているわけですね。
例えば、大ヒット曲「夜に駆ける」。
この曲は、星野舞夜さんの小説「タナトスの誘惑」を原作としています。「死にたい、でも生きたい」という複雑な思いを抱える少女の物語を、疾走感のあるメロディーと透き通るような歌声で表現しているんです。
小説を読んだことがある人なら、曲を聴きながら「あ、この場面だ!」と思い出すかもしれません。
逆に、曲を先に聴いた人は、小説を読みたくなるかもしれません。
音楽と文学の新しい関係性を作り出しているんですね。
そして、YOASOBIの特徴として忘れてはいけないのが、メディア露出の多さ。
ヨルシカとは対照的に、YOASOBIのメンバーは顔出しで活動しています。
テレビやラジオにも積極的に出演していますよね。
これは、YOASOBIの音楽が「物語を伝える」ことを大切にしているからかもしれません。
顔出しをすることで、より多くの人に自分たちの音楽を、そして原作の小説を知ってもらえる。そんな狙いがあるのかもしれませんね。
ヨルシカとYOASOBI、似ているようで違う2つのグループ
ここまで、ヨルシカとYOASOBIの特徴を見てきましたが、いかがでしたか?
確かに似ているところもありますが、よく見ると全然違うんですよね。
でも「ヨルシカ」と「YOASOBI」、なぜか混同されやすいんです。
その理由を考えてみました。
同じ人?似てると言われる理由① 「夜」を連想させるグループ名
まず、グループ名。
「ヨルシカ」も「YOASOBI」も、「夜」を連想させる名前ですよね。
ヨルシカは「夜しか」、YOASOBIは「夜遊び」から来ているそうです。
実は、「ずっと真夜中でいいのに。」というグループも含めて、この3組のファンは自分たちのことを「夜行性」なんて呼んだりするんですよ。なんだかカッコいいですね。
同じ人?似てると言われる理由② 男女2人組のユニット構成
先ほども触れましたが、両グループとも男女2人組。
しかも、男性が作詞作曲を担当し、女性がボーカルを務めているんです。
これ、すごく大きな共通点ですよね。
同じ人?似てると言われる理由③ ボカロP出身のコンポーザー
実は、ヨルシカのn-bunaさんもYOASOBIのAyaseさんも、もともとボーカロイド(通称ボカロ)の楽曲を作っていたんです。
ボカロPからの転身組というのも、大きな共通点ですね。
同じ人?似てると言われる理由④ アニメーションMVの使用
「ヨルシカ」と「YOASOBI」とも、ミュージックビデオ(MV)にアニメーションを多用しています。
実写ではなくアニメーションを使うことで、楽曲の世界観をより自由に表現できるんでしょうね。
同じ人?似てると言われる理由⑤ SNSからの人気!
最後に、両グループともSNSを通じて人気を獲得したという点も共通しています。
特にTikTokでの楽曲の使用が、若い世代を中心に爆発的な人気につながったんですよ。
こうして並べてみると、確かに似ているところが多いですよね。
だから、私たちはこの2つのグループを混同しがちなんです。
でも、実際に聴いてみると、その魅力は全然違うんですよ。
ヨルシカとYOASOBIは同じ人?似てる?違いや特徴まとめ
ここまで、ヨルシカとYOASOBIの特徴や魅力について見てきましたが、いかがでしたか?
似ているようで全然違う、2つのグループの魅力が少しでも伝わったでしょうか?
ヨルシカは、n-bunaさんの紡ぐ物語をsuisさんの歌声で表現する。
YOASOBIは、既存の小説をAyaseさんの音楽とikuraさんの歌声で表現する。
どちらも「物語」を大切にしているけれど、その表現方法は全く違うんですね。
そして、どちらのグループも若い世代を中心に絶大な人気を誇っています。
SNSを中心に広がった彼らの音楽は、今や日本の音楽シーンになくてはならない存在になっています。
これからの活躍にも、大いに期待したいですね。
ヨルシカはどんな物語を紡ぎ出すのか、YOASOBIはどんな小説を音楽化するのか。
想像するだけでワクワクしてきます。
ヨルシカとYOASOBI、これからどんな音楽を聴かせてくれるのか、本当に楽しみですね。彼らの活躍が、日本の音楽シーンをより豊かにしていくことを願っています。
そして、私たちリスナーも、年齢に関係なく新しい音楽を楽しむ心を持ち続けたいものです。それが、音楽をより楽しむコツかもしれません。
さあ、今日からヨルシカとYOASOBIの音楽を聴いてみませんか?きっと、新しい音楽の世界が広がっていますよ!!