GALYデビュー以来、圧倒的な歌唱力で多くのファンを魅了してきたGLAYのTERU(53歳)。
「最近、TERUの声が変わった気がする…」
「昔みたいな歌い方じゃなくなってきたな」
「声が劣化した?」「歌下手になった?」
SNSやファンの間でこんな声をよく耳にします。
デビュー当時、TERUといえば力強いハイトーンボイスが特徴でしたよね。
「HOWEVER」や「BELOVED」といったGLAYの代表曲では、伸びやかな高音で多くのリスナーの心を震わせてきました。
ところが最近のライブやテレビ出演を見ると、確かに昔とは違う歌い方に。
特に高音パートでは、地声での力強い発声から、よりソフトなアプローチに変わってきているんです。
いったいTERUに何が起きているんでしょうか?
GLAY声変わった?劣化?歌下手になったと言われる理由5つ
実は、GLAYのTERUの声が変わったと感じる理由には、いくつもの要因が重なっているんです。
1つ1つ見ていきましょう!
GLAY声変わった理由1. 年齢による自然な劣化や変化があるから
「えっ、もうTERUって53歳なの!?」って思われた方も多いはず。
デビュー時はまだ20代前半だったTERUも、もう50代半ば。
これだけ年を重ねれば、誰でも劣化してくるし、声に変化が出るのは自然なことなんです。
ミュージシャンにとって声は大切な財産ですが、誰にでも訪れる加齢による変化は避けられません。
声帯の筋力や柔軟性は加齢とともに少しずつ低下していきます。
特に高音域での力強い発声は、年齢とともに難しくなっていくもの。これは誰にでも起こる自然な変化なんです。
かつては朝一番の収録でもバリバリと高音が出せたそうですが、今では十分なウォーミングアップが必要になってきているとか。
これは洋楽の大御所アーティストも同じ。ボン・ジョヴィやエアロスミスのスティーブン・タイラーなども、年齢とともに歌い方を変化させています。B’zの稲葉浩志さんも同じです。
むしろ、このような変化に上手く適応できるかどうかが、アーティストとしての真価が問われるところかもしれません。
TERUの場合、この自然な変化を受け入れながら、新しい歌い方を模索し続けているんです。
GLAY声変わった理由2. TERUが禁煙をしたから
実は若い頃のTERUも相当なヘビースモーカーで、あの特徴的なハスキーボイスには、タバコの影響も少なからずあったと言われています。
しかし、健康を考えて禁煙を決意。
すると、声質に思わぬ変化が!
禁煙後、声帯の炎症が落ち着いてくると、徐々にクリアな声が出せるようになってきたそうです。
これは声帯の健康という面では明らかな改善なんですが、皮肉なことに「昔のような渋い声じゃなくなった」という声も。
慣れ親しんだファンからすると「声が変わった!」「歌下手になった?」と感じる原因の一つになっているんですね。
でも、TERUは「健康な声で歌い続けられる方が大切」と、この変化をポジティブに受け止めているんです。最近では、クリアになった声を活かした繊細な歌い方にも挑戦しているんですよ。
GLAY声変わった理由3. TERUが声帯ポリープ手術をしていたから
声変わったと言われるのはTERUが声帯ポリープ手術をしていたからかもしれません。
TERUは過去に声帯ポリープの手術を受けています。
声帯ポリープというのは声帯にできる良性の腫瘍で、声がかすれたり高音が出にくくなったりする原因に。
これって実は珍しくないんです。実は、声帯の手術を受ける歌手って結構多いんです。福山雅治さんや槇原敬之さんなども、同じような経験をされています。
手術は成功したものの、その後のリハビリは大変だったとか。でも、この経験があったからこそ、TERUは声帯の健康管理により気を配るようになり、結果として長く歌い続けられる歌い方を見つけることができたんです。
手術後、声質が少し変わるのはよくあることなんです。
GLAY声変わった理由4. TERU歌い方を年齢に合わせて変えているから
「声が出なくなったから歌い方を変えた」「歌が下手になった」なんて言われることもありますが、実はそうじゃないんです。
TERUは意図的に、より持続可能な歌い方にシフトしているんです。
どういうことかというと、無理に若い頃と同じ歌い方を続けるのではなく、年齢や声の状態に合わせて歌い方を進化させているんです。
例えば、高音パートでは無理に地声で押し上げるのではなく、ファルセットやミックスボイスを効果的に使用。これにより、喉への負担を大幅に軽減させているんです。
また、曲のキーを下げることにも抵抗がなくなりました。「原曲キーで歌えなきゃダメ」という固定観念から解放されたことで、かえって表現の幅が広がったとも。
ライブでは、その日の体調や会場の雰囲気に合わせて、柔軟に歌い方を変えているそうです。
これって、20代の頃にはできなかった、プロフェッショナルならではの技なんですよ。
GLAY声変わった理由5. TERUが長く歌い続けるための決断をしているから
「今までと同じように歌えないなら引退すべき?」
——そんな声もファンの中にはあったそうです。
でも、GLAYのリーダーTAKUROは
「TERUが歌うことに意味がある」と、
メンバーを代表してTERUの変化を全面的に支持しているんです。
この言葉がTERUの背中を押したんです。
実際、TERUは「60歳になっても70歳になっても歌い続けたい」という強い思いを持っています。
だからこそ、若い頃の歌い方に固執するのではなく、年齢や体調に合わせて進化し続けることを選んだんです。
それは決して「妥協」ではなく、プロのアーティストとしての覚悟の表れ。
この決断があったからこそ、今でも第一線で活躍し続けられているんですね。
GLAY声変わった?劣化?歌下手になったと言われる理由まとめ
確かに、デビュー当時とは違う歌い方になってきたTERU。
「声変わった?」「歌下手になった?」と言われることもあるかもしれません。
でも、それは「劣化」なんかじゃないんです。むしろ、長く歌い続けるための進化と言えるでしょう。
最近のライブでは、力強い高音こそ減ったものの、より繊細な表現や感情のこもった歌唱で観客を魅了しています。年齢を重ねることで増した声の深みや説得力は、若い頃にはなかった新たな魅力となっているんです。
GLAYは2024年でデビュー30周年。
TERUの歌声も、これからますます深みを増していくことでしょう。
若い頃の派手な高音は少なくなったかもしれません。
でも、今のTERUには、20代では表現できなかった歌の深さや説得力があります。
それは決して「下手になった」わけではなく、新しい魅力として受け止められているんです。
「TERUにしか歌えない歌」を追求し続ける姿勢。
それこそが、第一線で活躍し続けるボーカリストの証なのかもしれませんね。
これからも、年齢とともに進化を続けるTERUの歌声に、私たちは魅了され続けることでしょう。